絶対に眠くならない日本史

〜短編諸説〜

1871年 郵便制度ができる

      2016/05/29

郵便制度ができたのは「飛脚の料金高っ!」がきっかけ。
-前島密(38歳)-

出典:https://goo.gl/r46lqT

前島密?

日本の官僚、政治家。日本の近代郵便制度の創設者の一人で1円切手の肖像で知られる。「郵便」や「切手」「葉書」という名称を定めた。その功績から「郵便制度の父」と呼ばれる。

INTERVIEW


――郵便制度を作るきっかけ、飛脚*の料金が高いと思ったからというのは本当ですか?

前島密(以下前島)
「はい。その通りです。政府が文書を送るときに飛脚業者に払ってるお金を見てもうびっくり。だいたいですが文書で銀3分(約250円)。荷物で銀9匁【もんめ】5分(約8,000円)ですよ!しかも届くのに25日もかかってましたから。思わず大きめの声で『高っ』って言いましたよ(笑)」

―― それから動き出したんですね

前島
「料金をもっと安くして、誰でも気軽に使えるもんにしないとだめでしょって言い続けました。10日間で考えだしたなかに「葉書」「切手」「郵便」も含まれます。何を参考にしたかですか?イギリスの郵便制度をしっかり参考にしました」

――飛脚業者からのブーイングはあったんですか?

前島
「けっこうありました。もちろんお互いの問題点を解決するために、向き合って一緒に進めました。飛脚業者さんを集めて、陸運元会社(日本通運株式会社)というのをすぐに作りました。郵便物を運ぶのは国、貨物専門は陸運元会社というぐあいに」

出典:http://goo.gl/eu1M8N

――なにが一番大変でしたか?

前島
「うーん。郵便貯金ですかね、今でもですが。『宵越しのお金は持たないぞ』っていう世の中の風潮って、強く残ってるじゃないですか。そういう人たちからすると『お金預けるなんてこいつ頭おかしいのか!?』くらいに思われます(笑)」

――そこまでですか(笑)

前島
「あとウソみたいな話なんですが、『郵便』という言葉自体が日本に浸透していなかったので『郵便箱』を『垂便箱』(たれべんばこ)と読み間違えた方がいらっしゃいました。あんな高いとこにできるもんかっていう方からご意見を頂きました(笑)」

出典:http://goo.gl/ndI3Fl

――前島さんは郵便以外のことも積極的に推し進められてますね

前島
「まだまだってのが多いですけどね。日本の首都は大阪じゃなく江戸にしようって主張しまして。おかげさまで実りました。江戸は東京に名前変わりましたし、江戸城は皇居になりましたね」

――鉄道をつくることも提案されたんですよね

前島
「上司の大隈重信*からの指示です。『鉄道作ろうと思うんだけど、どれくらいお金かかるか見積もりちょうだい』って。当時は何の資料もありませんからね、今思っても雑な依頼です(笑)。品川~横浜間に鉄道が仮開業したのは1872年(明治5年)5月、新橋~横浜間の正式開業は9月でした。これもおかげさまでちゃんとやりましたよ(笑)」

出典:https://goo.gl/r46lqT

――前島さんのキャッチコピー『日本の近代郵便の父』というのは素敵ですね

前島
「ありがとうございます。たしかにすごいうれしいです(笑)。ただひっかかってることがありまして、でもこれを言うとなあ。世間から生意気とか、叩かれるかもですが・・・」

――なんですか?

前島
「近代郵便の父、前島が郵便作ったって言ってくれてるのに歴史の年表見たら『郵便制度ができる(前島密らの努力による)』って書いてあるんです。いやいや俺が作ったいう実績をほとんど書いてないし!その他大勢の代表あつかいて!『前島密が郵便制度をつくる』じゃあかんのかーい(笑)」

出典:http://goo.gl/aQljnB

――確かに(笑)

前島
「言えて良かったです。父とか持ち上げられて、年表では下げられてますから自分。変えてもらえませんかね。いや変えてください(笑)だれに頼めばいいですか?」

※諸説あり※




飛脚*
信書や金銭、為替、貨物などを輸送する職業またはその職に従事する人のこと。佐川急便の商標でもある。

大隈重信*
佐賀県生まれの政治家。立憲改進党を創立し、総理となり自由民権運動の一翼を担った。

スポンサードリンク

 - インタビュー日本史